山手線では、可動式ホーム柵の整備に向けて、6ドア車を4ドア車に置き換える組み換えが行われていますが、本日、元トウ551編成のサハE230-601・602、元トウ552編成のサハE230-603・604が、元ミツB27編成6両に挟まれる形で、長野総合車両センターに配給されました。実質的な廃車配給になります。
実車が廃車扱いになるか、新造4ドア車への改造名義になるかは不明ですが、クーラーなどの主要機器は、新造4ドア車に引き継がれる予定です。
確認した限り、今回の6ドア車は、車内の液晶が取り外されていただけで、本格的な部品取りは長野で行われると思います。
湘南新宿ライン、埼京線の大幅な遅れのため、大崎駅の発車は30分以上遅れました。
大崎駅6番線へ入線するスジでしたが、6、7番線では(運用分離のため)埼京線とりんかい線相互の折り返しが行われており、出場前後は、りんかい線を5番線で折り返させることで、6番線を開けていました。
なお、配給列車が大崎駅を出たあと、豊田車両センターからの東京総合車両センター入場がある予定でしたが、今回に限り、一旦配給列車を構内に引き上げさせ、豊田からの入場が先に行われました。(上記の番線変更が本来の出場時刻にも行われ、混乱した様子でした)
ブレーキ制御装置への電源供給のため、一連のE231系の配給に必ず伴走することになる元ミツB27編成。来週には長野から新津まで送られるでしょう。
青空の下で旅立つ、役目を終えた6ドア車。4両とも5年弱の活躍でした。
もしかすると、車籍は来月出場の新造4ドア車に引き継がれるかもしれません。
今回の組み換えは(新造4ドア車が逆順で出場することで)新しい6ドア車から解体する流れですが、最後に捻出される経年数の高い6ドア車(若番車)のみを廃車扱いにすれば、会計上の損失を比較的少なくできる可能性があります。
肝心のドア上が写っていませんが、車内は情報提供装置(VIS)の液晶画面が撤去されている以外、変わった点はありませんでした。